部屋がマンガや本であふれているので片付けたい、そんな衝動にかられることはありませんか?
私はめったに読まないマンガを片付けて省スペース化したい、本棚を撤去してしまいたいと思うことが多々あります。
不要な本であれば売ってしまえばスッキリしますが、中には思い入れがあって捨てられないけど頻繁には読まない本がありますよね。
普段はジャマだけど、たまに恋しくなるときが誰しもあるものです🤔
今回、そんな捨てられない本やマンガの電子書籍化を代行業者に依頼した結果、電子書籍自体のクオリティにはとても満足し、充実した読書生活が送れるようになりました。
電子書籍系のKindle unlimitedなどのサブスク型サービスとの比較やメリット・デメリット、自炊した電子書籍の閲覧におすすめのアプリなどを紹介します。
著作権について
自炊や業者に依頼して電子書籍化することについて調べると、必ず著作権の問題が取り上げられています。
自炊とは、持っている書籍をデジタル化することです。
ペーパーレスで、タブレットなどのデバイスで読書することが目的です。
結論から言うと自分や家族内で楽しむ範囲内であれば問題なし、デジタル化したデータをネット上にアップロードしたり、販売するとアウト=違法になるようです!
また、業者に依頼する場合に、著者からの許可を得られていない本などのデジタル化も違法になります。
そういった著作権の問題もふまえて業者選定をしました。
依頼した業者
私が依頼した業者はスキャンピーさんです。
業者はたくさんありますが、ネットで評判がよさそうで、オプションでOCR処理もあったので選びました。
<OCR処理とは>
スキャンされたデータは画像データのため、文字検索ができません。
OCR処理されたデータは文字検索ができるため、参考書などで文字を検索する必要がある書籍の電子化には必須です。
また、電子書籍化の許可をしていない著者が明記されていたことも安心して注文できる判断材料になりました。
スキャン対応不可の著作者様一覧(最新)|スキャンピー
スキャンピーの料金プラン
- 88円/冊 *300ページまで
以降は+200ページごとに+88円 - オプション
・カラーオプション:表紙のみカラー、フルカラー(+55円/冊)、パーフェクトスキャン(+110円/冊)
・OCR処理(+88円/冊)
・特急便(110円/冊)*2日以内に納品
・端末最適化処理(+88円/冊)
・JPGファイルでの納品(+88円/冊)
・DVD納品(880円)
ぶっちゃけて「端数が中途半端で計算するの面倒…。」と思いました😥
明朗会計のバリューパック
そこで、私が注文したのはバリューパックです。
ごちゃごちゃ考える必要はなく、わかりやすいので決めました!
私にコスパという概念はありません!…いえ、あるにはあるのですが、考えることを放棄しました🤔
- 1冊231円
- 1冊あたりのページ数の上限は無制限
- A3サイズまで対応可
- 21冊以上から対応
- フルカラースキャン
- OCR処理
バリューパック注文時の注意点は下記のとおりです。
・通常料金との併用不可
・21冊以上からの受付のため、それ以下で注文した場合でも請求金額は21冊分となる。
注文から納品までの流れ
手持ちの書籍を依頼する場合です。
Amazonなどのオンラインで購入した書籍を直接送って、データ化してもらう方法もあるそうですよ!
注文確認の返信があります。
注文内容の確認と後ほど書籍送付先の連絡がくるという内容でした。
*送付先の連絡まで最大24時間の待ちがあると記載されていましたが、最初の返信から2時間弱で連絡がありました。
送料は依頼主(私)負担です。
先方に書籍が到着したという連絡があります。
納品予定日は到着から1か月後の期日でした。
送り主は「株式会社ラビットクリエイト」でした。
当初、送り主の心当たりがなかったので架空請求か!?とドキドキしましたが、内容を読むとスキャンピーからのものとすぐにわかりました。
予定よりも1週間ほど早く完了しています。
※Paypal決済の場合、「ラビットクリエイト」から請求書が届くこと、この連絡よりもPaypalの請求書の方が早く届くかもしれないと記載されていました…。
そういう大事なことは早く言ってよ…と思いました。
メールでデータダウンロード先のURLとダウンロードキーの案内があります。
データは30日間は保存されています。
今回、合計で51冊のコミックや小説、参考書の電子書籍化を依頼したため、231円×51冊=11,781円かかっています。
加えて書籍の送料で1,500円くらいかかったと思います(うろ覚えです…)。
ネット上だと納期を過ぎても返信がないなど、不安になる情報もいくつかありました。
私の場合は、納期を過ぎることなく(むしろ納期より早かった)納品されたのでとても安心しました。
コロナ禍で人手不足なうえに、お家時間が増えたことによる注文増加の影響かと思われます。
注文するときは期日を過ぎるものと思っていた方が無難です🤔
業者に依頼したメリット・デメリット
実際に納品された商品を見て感じたメリット・デメリットは下記のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
デバイスがあればいつでも閲覧できる 部屋が片付く すべて業者がやってくれるので手間なし 家族間でデータ共有できる | 書籍代+送料+電子化のコストがかかる スマホで見るには画面が小さい →タブレットなどを用意するコストがかかる データ化を依頼した本は返却されないので、手元に残らない |
デメリット
やはり代行業者に依頼する一番のデメリットは、データ化を依頼するために送った書籍は戻ってこないことですね…。
著者・出版社との規約によるものだそうですが、返却した書籍をメルカリなどで売ってしまえば、購入者がまた電子化できちゃいますし、仕方がないですね🤔
また、データさえあれば手元になくてもいい扱いの書籍は、捨てる手間が省けてある意味ではメリットにもなります。
メリット
一方で一番のメリットは家族間での共有です。
パパママが青春時代に読んでいたマンガ本を子どもに見せることができます!
子どもと共通の話題で盛り上がることができるって、想像よりかなり素敵な出来事ですよ🤗
前に「キャプテン翼」がテレビ放送され、当時は息子がよく見ていました。
このマンガがあのアニメの原作なんだよーと言って話が盛り上がったりしますよ!
電子書籍の閲覧方法
スキャンピーからのメールで、iPadで見る人におすすめのビューワーアプリが紹介されていたので、使ってみたら快適でした!
私はiCloudにデータを保存しておいて、読みたいものをあらかじめ「Side Books」にダウンロードして持ち運んでいます。
参考書なども簡単に閲覧できるので、大学生などの学生さんや通勤時間が長いサラリーマンにもおすすめできます!
無料アプリなので、お試し感覚でどうぞ😃
下の画像はiPhoneを横持ちしたときのアプリの画像です。
念のため、モザイクを入れていますので見にくくて申し訳ないです…。
iPadだともう少し見やすく感じます。
Side Booksの活用例は下の記事をご覧ください。
私は飛行機旅で使用しました。
業者に依頼した理由
余談ですが、道具さえ揃えれば自分で自炊することも可能です。
しかし、初期費用がかさむ上、とても面倒なことが想像できます…。
おおまかな手順としては下記でしょうか。
①書籍を裁断しバラバラの状態にする→②全てのページを1枚ずつスキャンする→③PDFデータとしてPCに取り込む
想像してみてください…コミック本や参考書のページ数を。
とてもずぼらな性格の私には耐えられません…。
あと、まっすぐにスキャンできる気が全くしません。
下記のような高性能スキャナや裁断機を用意、あるいはレンタルすると少しはその工程も減らせるかもしれません。
初期費用がかなりかかってしまうのがおわかりでしょうか🤔
レンタルでも安いもので1週間で1万円弱かかります。
大量の書籍を自炊する、または今後継続して自炊していくのであれば、ある意味コスパがいい選択と言えます。
しかし、私はそこまで大量ではない上に今後も自炊するのか未定の状態でしたので、機材を用意することは選択肢にありませんでした。
他にもキンコーズなどに持ち込み、設備を借りて自炊する方法もあります。
近場にそのような店舗があれば、利用料だけですむので最もコスパ・労力・安心感でバランスがとれています。
…私は田舎在住でして、そのような店舗は近場にないのでこの選択肢も除外しました😂
そして、業者に頼む一番の理由は、「THE面倒」だからです!
そのようなことに費やす時間はありません。
いろいろと考えて、タイムイズマネー!と思い業者に依頼した次第です。
結果として、 この方法を選択したことは正しかったと感じています。
家も片付いて時間も節約でき、かつ便利さを手に入れたわけです!
代行業者以外の電子書籍サービス
忘れてはならないのが、電子書籍の代行サービス以外にも電子書籍を見ることができるサービスがあるということです。
それらと電子書籍化代行サービスの比較をしてみました!
商品 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
代行業者 (スキャンピーなど) | すでに持っている書籍をデータ化できる たいていの本は対応可能 データ化まで待機時間が発生する 書籍代に追加で費用が必要 | 書籍代 + 作業代 *持ち込み以外では+送料 |
Kindle unlimited | 読み放題 試し読みができる ジャンルに偏りがある サブスク型なので継続してコストがかかる 読み放題の対象から突然外れることがある | <読み放題> 月額980円(税込) <単体購入> 書籍代(Kindle) |
コミックシーモア | マンガに特化 最終話まで読める作品が多い 試し読みができる サブスク型なので継続してコストがかかる 実用書などの取り扱いはほぼなし | <読み放題> ライト:780円(税込) フル:1,480円(税込) <単体購入> 書籍代 |
イーブックジャパン | マンガに特化 試し読みができる 背表紙表示機能がある 実用書などの取り扱いが少ない | 書籍代 |
やはりどのサービスにも一長一短がありますね!
代行業者とその他のサービスの大きな違いは、サービス終了時のリスクがないことです。
※代行業者が倒産するときに依頼中だったというレアケースは除きます…。
また、読み放題以外の手段として単体で書籍を購入するケースもありますが、正確には書籍自体を購入したのではなく閲覧する権利を購入したという扱いになります。
書籍の所有権は持てないのです…。
しかし、代行業者以外のサービスにもポイント制度や試し読み、データで閲覧するまでの待機時間がないなど、メリットはたくさんあります。
私はもともと持っている書籍は代行業者、新しく読みたい本はその他のサービスをと使い分けていきます。
コレクター気質があるので、特にイーブックジャパン
の背表紙表示機能に魅力を感じます🤔
ドラゴンボールやこち亀など背表紙で絵が繋がっているものがあるじゃないですか?
揃えたらワクワクします!
まあ、本音を言えば自炊した(業者にしてもらった)データも、他サービスで購入した電子書籍も同じビューワーアプリで閲覧できることが理想ですが、難しいでしょうね…。
まとめ
代行業者を利用した電子書籍化は情勢の影響を受けず、データを保有する限り永久的に利用できることが最大のメリットであることをお話ししました。
一方で、Kindle unlimitedを筆頭としたサブスク型の電子書籍サービスとの違いは、データ化するまでの待機時間が必要なこと、書籍以外のコストが発生することです。
それらの違いを考慮した結果、すでに所有している書籍のデータ化には代行業者を利用することが最も適していますが、新しく購入する書籍のデータ化にはふところ具合と相談する必要があります。
ぜひ、ご自宅の手元に置いておきたいけどもいつも読むわけではない書籍を電子書籍化し、ご家族で楽しんでみてください!
お子さんとの会話も増え、部屋も片付くという一石二鳥が実現できますよ😃
お部屋の不要な書籍の処分方法として一度お試しください。
\こちらからGo!/
スキャンピー
ハルゴン
4才、9才の子をもつ母です。
ビールが好き、忙しいのは嫌い、楽に生きるための
労力は惜しみません。
趣味はDIY、キャンプに憧れています。
大型犬を飼って、キャンピングカーで旅に出ることが夢です。
飼い猫の様子をInstagramやYouTubeで投稿しています。